東京都杉並区阿佐谷南1-9-2 GOOD 2階・3階

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胃腸炎(食中毒など)について

胃腸炎(主に食中毒)とは、胃、小腸、大腸の粘膜に生じた炎症をいい、典型的に食欲不振・吐き気・嘔吐・腹痛・腹部不快感などの症状を伴います。
 通常は微生物による感染症で起こりますが、最近流行しているノロウイルスは、年長児と成人に最も多く感染し、感染は1年中生じます。ノロウイルスは感染力が強いため、人から人へと容易にうつります。
また毒性のある化学物質や薬の摂取が原因で起こることもあります。

診断はいくつかの検査(採血や便検査)でわかることもありますが、基本的には最近汚染された人に接したり、汚染された食物やもの(おむつや玩具など)や汚染された水を摂取したり、抗生物質などの薬剤を服用しているかどうかに基づきます。

多くは微生物などの感染によることが多いため、感染物の接触後や排便後などにしっかり手を洗うことが感染症を防ぐ最善の方法です。

通常健康な成人では軽く不快感と多少の不便が起こるだけですが、重い病気にかかっていたり衰弱している方や、乳幼児や高齢者では、脱水が起きたり、体液の電解質バランスが崩れて命にかかわることもあります(世界中では毎年約300~600万人の子供が感染性胃腸炎により命を落としているといわれています)。

当院では軽症の場合は薬物治療(内服薬や点滴)を行っておりますが、重症の場合は入院できる医療機関へ迅速に紹介させて頂いております。

また厚生労働省のホームページやノロウイルスに関しては(★︎特に感染者が近くにいる場合の対処・消毒方法[次亜塩素酸]などについて)もご参照ください。