手術について

PTA(経皮的血管形成術)

PTAとはPercutaneous Transluminal Angioplastyの略です。


バルーン

 先端に風船(バルーン)のついたカテーテル(右図)をシャント内の狭くなった部分(狭窄部)に進め、そこでバルーンを膨らませることによって狭窄部を拡張する方法です。

 手術時間は30分~1時間で、局所麻酔を行い、治療します。実際の治療内容です。

 当院で行っているPTAの特徴は全例 エコーガイド下で行っております。
 飯田橋春口クリニックで行っていますエコーガイド下PTAと同手技で行っております。当院では毎週医師が一人派遣されPTA、シャント手術、グラフト移植などの手術をお手伝いさせていただいております。
 エコーガイド下の特徴は2つあります。第一に放射線(血管造影)とは違い被爆の心配が全くないことと造影剤を使用しませんのでPTA後に透析は必要としません。第二に局所麻酔を十分に投与でき、バルーン拡張の際の痛みは最小限で行えることが特徴です。一度、他院で局所麻酔なしで行った患者さまには非常に好評で、全例で行っております。
 当院にはバルーンが何種類かあり、4mm~6mmのバルーンと弁狭窄、内膜肥厚で何度もPTAをされている方にはカッティングバルーンといい、短い剃刀の刃がついたバルーンで行っております。



PTAの流れについて

PTA(経皮的血管形成術)治療における合併症

2.出血、血腫(皮下血腫)

 基本的にバファリン、ワーファリンなどの抗凝固剤は継続して治療を行います。それは拡張をする際に一時的血流がなくなるので血栓を予防するために使用します。
 皮下血腫とは血の塊が血管外に漏れ出すことです。少量の血腫であれば経過観察をして自然に吸収するのを待ちます。


2.疼痛

 基本的に拡げる場所には局所麻酔を行いますが、違和感、不快感がともなうこともあります。深い場所では局所麻酔が効きにくい場所もあります。


2.血管損傷

 血管が石灰化などにより脆弱化している場合にバルーンを膨らました際に一部 傷ついて出血することがあります。
非常に稀ではありますが、ひどい血管損傷の場合は皮膚をきり、血管の修復になることもあります。


2.再狭窄

 狭くなっている場所が静脈弁(逆流を防止する弁)の石灰化によるものの場合、再発(再狭窄)が多いといわれています。数回PTAを行っても改善しない場合はバルーンの種類を変えカッティングバルーンという刃がついたバルーンで拡張するか、再度、内シャントの作製がよいといわれています。

長く今のシャントを維持するためにPTAを行います。一人の腕は2本、その血管は限りがあり、透析が大切なようにシャントも非常に大切です。

シャントPTAをご希望の患者様

  1. 近日中にシャント閉塞の可能性があり、緊急でPTAが必要な方
  2. 近医でのPTAの予約が一杯で早めに行いたい方
  3. 担当の医師と相談して現在の穿刺部の問題のある方
  4. 造影剤アレルギーのある方

などでお困りの方は電話で構いませんので当院に連絡をしてみて下さい。
 水、木、土曜日であれば診察、緊急性があれば同日にPTAを行います。
 当院で行うPTAは局所麻酔で行いますのでキシロカインアレルギーの方は担当の先生と相談してみてください。

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