東京都杉並区阿佐谷南1-9-2 GOOD 2階・3階

丸の内線:南阿佐ヶ谷駅 徒歩5分/JR阿佐ヶ谷駅:徒歩10分

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淋菌(Neisseria gonorrhea)

  • 性行為感染症の一つで混合感染(20-30%クラミジアと一緒に感染)を起こしていることがあります。
  •   ~当院では同時に検査をしております。~
  • 潜伏期が(症状がでない期間)があり、完全に治療することをお勧めします。

症状

男女で症状が異なります。
女性には症状がでにくく、
男性の場合は排尿時痛尿道からうみがでる(白色~黄色)
ひどくなると男性の場合は精巣上体炎(発熱、陰嚢の痛み)、女性の場合は骨盤内感染(発熱、おなかが痛くなる)

検査

尿検査は必ず必要です。
培養検査を提出して確定をしますが、結果が出るのに時間がかかりますので結果を待たずして症状で治療を開始いたします。

(注意)感染機会から2-7日の潜伏期があるため、検査で異常がでないこともありますので完全に治るまでは外来に来院することをお勧めします。

治療

点滴治療が最も効果があります。最近はクラビット(ニューキノロン系)などが効かない淋菌も多く存在します。
セフトリアキソン(抗生剤点滴)は2004年から淋菌への適応が可能になりました。
治らない淋菌感染症はまだ私は経験をしておりません。(再感染をする方を除きます)

統計

淋菌感染症が最近わが国では増加傾向にあり、その増加の要因として感染源や性交形態の変化、各種薬剤耐性淋菌の増加などがあげられる。2014年海外の論文で前立腺癌と淋菌の既往歴との関係についての発表もあり予防することが大切である。(Caini S.Cancer Epidemiol.2014;38(4)329-338)

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