東京都杉並区阿佐谷南1-9-2 GOOD 2階・3階

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血管年齢検査(CAVI[キャビィ]検査)について

血管年齢検査(CAVI [キャビィ] 検査)とは

 動脈硬化は、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤、腎不全など様々な重篤な疾患の原因となるものですが、ある程度進行するまでは、自覚症状がないことから「沈黙の殺人者(サイレント・キラー)」とも呼ばれています。 その動脈硬化の程度を、簡単に評価できる方法があります。それが「CAVI(キャビィ)検査」になります。

 あお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。時間は5分程度で、血圧測定や心電図検査と同じ感覚でできる簡単な検査です  当院にても予約なしで行えます、結果もすぐにお話しいたします。 この検査では、つぎの3つを測定します。

1血管の硬さ(CAVI)

 動脈は血液を全身に送るポンプの役目を果たしています。ポンプの内側の圧力(すなわち血圧)が変化したときのふくらみ具合をみることによって、ポンプのしなやかさ、つまり動脈のかたさがわかるというものです。動脈硬化症が進んでいるほど、「CAVI」の値は高くなり、9.0を超えると約半数のかたの脳動脈か心臓の動脈である冠動脈に動脈硬化症をきたしているという研究結果もあります。

2血管の詰り(ABI)

 足首の血圧を横になった状態で測定すると、健康な人では腕の血圧と同じくらい、あるいは少し高い値となります。しかし足の動脈が詰まっていると、腕の血圧に比べて足首の血圧は低くなります。そのため「腕の血圧」と「足首の血圧」の比をみて足の動脈の詰まりを診断するというもので、その値が0.9未満であると詰まっている可能性が高く、その値が低いほど重症になります。 血管の詰ったときの症状としては主に歩行時の「足の痛み」としてあらわれることが多いといわれています。

3血管年齢

 「CAVI」の数値は年齢とともに上がっていきます。同じ性別、同年齢の健康な方の「CAVI」平均値と比べることで、何歳の方の血管の硬さと同じくらいであるか、いわゆる「血管年齢」としてあらわすことができます。ですから、「CAVI」が9.0未満であっても「血管年齢」の高い方は動脈硬化症の進行が早いと考えられることになります。

当院では簡易検査が行えます。その結果、精密検査が必要な方や経皮的下肢動脈インターベンションやバイパス術などの特殊な治療が必要な方は、専門の施設にご紹介いたします。